レポート・リザルトReport & Result

開催場所:オートパラダイス御殿場
開催日:2022年7月30〜31日

コース:オートパラダイス御殿場 | 天候:晴れ| 路面状況:ドライ | 参加台数:35台


2022年オートバックス全日本カート選手権OK部門第5戦/第6戦は、7月30〜31日の2日間、静岡県・オートパラダイス御殿場で開催された。

真夏の決戦となるAPG大会。アップダウンも多く、ドライバーの負担も大きい今大会。例年、ヨコハマ勢が好調のAPGだが、今回も事前走行ではヨコハマ勢の好調が伝えられた。

小田優、逆転で今季3勝目を飾る!

土曜日のタイムトライアル。総合トップタイムをマークしたのは、やはりヨコハマの加藤大翔(KR/TM/YH)、2番手には熊谷憲太(KR/TM/BS)が続く。

タイムトライアル奇数順位をA組、偶数順位がB組と2グループに分かれて行われた予選ヒート。A組では序盤は佐々木大樹(TONYKART/VORTEX/BS)がトップを走るが、中盤には佐野雄城(BirelART/IAME/BS)が逆転し、そのままトップチェッカー。続くB組では熊谷がホールショットを奪うが、すぐに鈴木斗輝哉(EXPRIT/TM/DL)がトップに浮上。そのまま終盤までトップを守るものの、12周目の金子修(TONYKART/VORTEX/BS)がトップに立ちチェッカーを受ける。

28周の決勝レース。まずは金子がホールショットを奪い、その後ろには佐々木が続く。佐々木は5周目にトップに浮上。しかし、佐々木以上に序盤からペースがよかったのが小田優(DragoCorse/TM/BS)で、8周目には佐々木を捉えトップに浮上する。小田は、そのままいいペースで周回を重ねていき、後続に1秒以上のリードを築くと独走態勢を固めていく。

終盤、2番手に上がった加藤が小田を追っていくが、序盤に築いた大量リードに守られた小田が逃げ切って3勝目を獲得。2位に加藤が入り、OKクラス初表彰台、3位は佐野となった。


小田優/優勝ドライバーのコメント

「公式練習までは一歩足りない感じでしたが、決勝へのセット変更が奏功したと思います。ただ、後半追いつかれていたので午後に向けてはもう一歩先に進めるよう、ドライバーの乗り方なども改良し連勝に繋げたいと思います」


熊谷憲太がOKクラス初優勝!

第5戦予選ヒートはスタートで多重クラッシュが発生。その場で止まるカートは少なかったが、影響を受けた佐々木大樹(TONYKART/VORTEX/BS)は大きく遅れ、小田優(DragoCorse/TM/BS)はピットに戻りリタイアとなった。

レースはホールショットを奪った加藤大翔(KR/TM/YH)がスタートから後続を引き離す快走で独走。危なげなくトップチェッカーを受けた。

太陽が雲に隠され、気温もやや下がった中でスタートした第6戦決勝ヒート。好スタートで飛び出したのは加藤だったが、4周目には佐野がトップを奪う。加藤はその後徐々に後退。かわって清水啓伸(DragoCorse/TM/BS)、熊谷が上位へと進出し佐野を覆う。ペースがよかったのは清水。佐野を捕まえると、17周目にはトップに浮上する。しかし、18周目の5コーナーで清水と佐野が接触。清水はその場でストップしリタイアとなる。これでトップは佐野となり、熊谷が2番手、野澤勇翔(BirelART/IAME/BS)が3番手に上がる。終盤は佐野がやや引き離した形で周回を重ね、そのままトップチェッカーを受けるが、清水との接触がプッシングと判定されペナルティ。繰上りで熊谷が優勝となった。


熊谷憲太/優勝ドライバーのコメント

「正直嬉しいです。上位を争いっているときは前に出たいとは思っていたのですが、タイヤも考えなかればならず、前2台と引き離されたときもタイヤを労わりながら様子を見ていました。最後は佐野選手と一定の距離を保って走るようプッシュしていました。次回茂原は予定にありませんが、最終戦にはまた出場したいと思います」


Rd.5&6 GOTENBA / 2022